千葉県船橋市の中山商店会の最新情報を配信!

船橋と市川の市境で15周年の節目アクアペット「エラン」、中山地域に密着・地域のニーズを的確にとらえる

船橋と市川の市境で15周年の節目アクアペット「エラン」、中山地域に密着・地域のニーズを的確にとらえる

8/1(日)船橋と市川の市境で15周年、アクアペット「エラン」

中山地域に密着、地域のニーズを的確にとらえ長寿経営

船橋市と市川市の境目あたりにある高石神の商店が立ち並ぶ一角に、15年前からアクアペット専門店として開業している「アクアペットエラン」がある。

今年の4月19日で丸15年の節目を迎えたという同店を経営するのは、元システムエンジニアの小笠原理博(まさひろ)さん(57)。

小笠原さんは1990年代、インターネットが急速に社会に普及していった時代に「オフコン」(オフィスコンピューターの略だそうです)専門のエンジニアとして腕を振るってきたという。

小笠原「40代まではエンジニアとして第一線で働いていたんですよ」

広報部「えっ!?15年以上前で40代!?おいくつなんですか??」

小笠原「いや~よく年齢が分からないって言われるんだけど、今年57才なんだよね」

長髪を後ろで束ねた小笠原さん、とても57才(もうすぐ還暦!)に見えない。

昆虫学者だった父の影響で子どもの頃からミツバチやカイコの世話をしてきたという。エンジニア時代は副業でオオクワガタの繁殖で結構な副収入を得ていたんだとか。

しかし、父の逝去をきっかけに「生き物の店をやりたい」という思いを抑えきれなくなり退職。市川市の鬼越近くで創業したという。

現在の場所に開業したのは2006年4月19日。約10坪の店内には季節に応じて常時、中小100以上の水槽を並べ、淡水魚中心に40~50種、約1000匹以上の観賞魚を揃えている。

一般的な観賞魚中心にアクアペット飼育に必要な周辺機器やエサ、水草なども小笠原さんが実際に使ってみた中から納得感のあったものだけを取り扱っている。

小笠原「中山エリアで変に気取ったお店をやってもあまり流行らない。一般的な鑑賞魚やメダカなどのニーズが高い。依頼して頂ければサメなどの珍しいものも取り寄せることは可能です」

開業当初は、アクアペットの飼い方が一般的ではなかった為、「飼い方」の知識を求めての相談も多かったという。当時何万円もしたという人気の観賞魚「ディスカス」も現在は1万円程度。

小笠原「ペットの値段や価値、命の価値自体も当時とは感覚が変わった。飼い方もYoutubeなどで公開されている為、お客さんとの対話力や店主の人柄が昔以上に重要になってきているのを実感します」

アクアペットが一般的になって店の役割も変わったという。同店の来店客は、保育園の先生に連れられてくる幼児から、近隣で開業している医師まで幅広い。現在扱うペットの価格帯は1匹50~1000円程度の物が中心だが、近年はオオクワガタなどの昆虫、カエルなどの両生類、カニなども取り扱いを始めているという。

小笠原「当時オオクワガタは、つがいで10万円とかしていたんですけどね、今じゃ6000円くらいになっちゃったけど…この店で仕入れているオオクワガタは、僕が当時繁殖させていたものの何代か後の孫とか、ひ孫になるんです。独立する時に当時のお客さんに譲ってしまったものを仕入れさせてもらっているんです」

中山界隈にはペット屋さんは多数あれど、中山商店会からこんな近くに、歴史と人の魅力がたっぷりなアクアペット屋さんがあるなんて驚きですね。

中山商店会に買い物でお越しの際に、ちょっとわき道に逸れてみて素敵なお店を見つけられるのも…町を散策しながら買い物をすることができる商店会ならではのメリットですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

店名:アクアペットエラン
住所:千葉県市川市高石神36-5
TEL:090-7267-4055
営業時間:14時~20時
定休日:月曜・火曜

くらすカテゴリの最新記事