12/10（土）歴史ある下総中山駅前イルミネーションが今年も点灯開始、1月25日まで

11月30日に、下総中山駅北口ロータリーのイルミネーションが点灯されました。約1万4千球のＬＥＤが光り輝き、駅前に色鮮やかに浮かび上がりました。

下総中山駅から出てきた乗降客らは、美しいイルミネーションを見上げ、「わあ、きれい」とスマホで写真撮影したり、「クリスマスツリーだ」とはしゃいでいる子どもたちも。

このイルミネーションがツリーの形をしているのには理由があるそうなんです。現在は鉄塔にワイヤーを張ってツリー状にしていますが、かつてこの場所には木が立っていたとのこと。

その木に添うようにデコレーションされたのが最初のイルミネーションだったそうです。

この一帯の地下が岩盤で根が深く張れなかったためか、12メートルほどに成長した頃、木が弱ってしまい立ち枯れに。その後、新しく植樹したそうですが、残念ながら数年後に台風で倒れてしまい、それ以降、今の形のイルミネーションとなったとのことです。

イルミネーションを設置した中山商店会の会長・有岡仁美さんは「駅前にイルミネーションが点灯したのは25年ほど前で、総武線沿線では最初じゃないかな。船橋や西船橋よりも早かったんですよ。しかも、商店会の自前のイルミネーションです」と話していました。

当初は電球だったものがLEDとなり、数も少しずつ増え現在では約1万4千球に！

電球も温かみがあって魅力的ですが、LEDはより明るくて色も鮮明ですよね。ところが、イルミネーションの電線を切断するイタズラが毎年繰り返されているとのこと。「一度切断されると簡単に接続できないため、その年はずっとそのまま。きれいなままにしておいてほしい」と有岡さんは呼びかけます。

25年前の最初の点灯から中山商店会から設置業務を委託されてきたのが、「下総中山まちおこし役場」という任意団体。船橋市、市川市の市民によって構成されています。下総中山駅の周辺は船橋市と市川市がちょうど重なる地域。両市の市民が協力し合って、このまちを盛り立てきた歴史が垣間見えました。

点灯は11月30日（水）から1月25日（水）まで。