下総中山駅前に2万球のイルミネーション、1月31日まで駅前を照らす

下総中山駅北口ロータリーのイルミネーションが11月29日、点灯されました。約1万5千球のLEDが輝き、駅前に色鮮やかに浮かび上がりました。年末までにさらに5千球が追加され、約2万球のイルミネーションになる予定です。

下総中山駅前のイルミネーションは、ツリーの形をしています。しかし、この形で光り輝くのは今年が最後で、来年は別の形状になります。

このイルミネーションがツリーの形をしているのには理由があります。現在は鉄塔にワイヤーを張ってツリー状にしていますが、かつてこの場所に立っていた木に添うように飾りつけられていました。最初の点灯は25年ほど前のことで、駅前イルミネーションとしては船橋駅や西船橋よりも早かったといいます。

ところが、この一帯の地下が岩盤で根が深く張れなかったためか、12メートルほどに成長した頃、木が弱って立ち枯れになり、それ以降、今の形のイルミネーションとなりました。

最初の点灯から中山商店会から設置業務を委託されてきたのが、「下総中山まちおこし役場」という任意団体で、船橋市、市川市の市民によって構成されています。下総中山駅の周辺が船橋市と市川市が重なる地域であることから、両市の市民が協力してこのまちを盛り立ててきた歴史があります。この日の設置作業にも両市の代表が立ち会っていました。

そんな歴史のあるツリー型のイルミネーションも今年で最後となりますので、じっくりとご観覧ください。そして、来年はどのような形になるか、楽しみにお待ちください。

設置作業を終えた中山商店会の有岡仁美会長は、「イルミネーションが立っている駅前広場は、10月のふなばし市民まつりや小栗原稲荷神社大祭のお神輿のメイン会場となりました。コロナ禍が明けてたくさんの市民が集まり大いに盛り上がりました。中山は魅力あるまちです。年末から新年にかけてイルミネーションが照らす中山のまちにぜひおいでください」と呼びかけています。

点灯は11月29日（水）から1月31日（水）まで。