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本中山ミュージックフェスの出演者を募集中

本中山ミュージックフェスの出演者を募集中

本中山ミュージックフェスの出演者を募集中

社会福祉協議会が2024年夏のイベントに若者の参加を呼びかける

船橋市本中山社会福祉協議会(社協)は、来年2024年夏に「若者たちが奏でるミュージックフェスティバル」を開催し、その出演者を募集することを発表しました。船橋市西部公民館の舞台で、合奏・合唱の音楽やダンス等を披露する出演者を求めるとしています。

このイベントは、これまで社協が取り組んできた子どもたちやお年寄りに向けた事業の枠を越えて、若者たちが参加できる企画を試みようと今年はじめて実施したもので、7月8日に開催された「ミュージックフェスティバル」には約100人の聴衆が集まり大成功に終わりました。

今年の「フェスティバル」には、「UMAカルテット」によるジャズ演奏や、土屋駿也さんのピアノ演奏、「カツシカ・チェンバーオーケストラ」によるクラシックの演奏が披露され、参加した聴衆はコロナ禍で長らく聞けなかった生演奏を楽しみました。

カツシカ・チェンバーオーケストラ

本中山社協の高久千也子会長は「フェスティバルにはたくさんの市民に参加いただきましたが、はじめての試みでもありいくつかの反省点があります。インターネットを通じて参加申込みが殺到しお断りをした人も多かったのですが、申込者の3分の1が不参加となり一部が空席となってしまいました。募集をもう少し後にずらすとか、参加の再確認を行うなど工夫したいと考えています。また、リハーサルを十分できなかったという声も聞かれ、会場を余裕をもって抑える必要性を感じました。次回は、いっそう楽しんでもらえるよう準備しますので、ぜひ多くの演奏者に参加いただきたいと思います」と2024年夏のイベントに向けた意気込みを話しました。

ジャズバンドUMAカルテットと高久会長

社会福祉協議会が若い人たちに開かれた地域の音楽イベントを主催して行うという話は、あまり聞かれません。しかし、この地域には若いミュージシャンが育ち続けているという地域の特性があり、このイベントの今後の発展が期待されていると言います。

そんな地域の事情を、船橋市で「虹音ピアノ教室」を開く土屋駿也さんが説明してくれました。

「小中高の学校にはブラスバンド(吹奏楽)があっても、弦楽器を加えたオーケストラ(管弦楽)の部活動は多くありません。ところが、市川駅から船橋駅を通って津田沼駅に至る地域の学校には管弦楽部が実に多いのです。これは全国的にはとても珍しいことです」

「50年以上前から優秀な先生が何人も管弦楽部の指導を続けられ、その教え子が学校の先生になってという形で代々受け継がれてきた結果です。小栗原小学校や葛飾中学校も過去に日本一のタイトルを獲得した歴史があり、幕張総合高校は優勝の常連校です。小栗原小学校の出身者が葛飾中学校に行き、さらに幕張総合高校に行って優れた結果を残しています。習志野市の谷津小学校からも同様の流れがあって、この地域にはオーケストラの部活動を育てる体制・環境が整っているのです」

ピアノ演奏する土屋さん

土屋さんも小栗原小学校、葛飾中学校とバイオリンを続け、中学時代には3年連続で管弦楽部が全国一になりました。その後、土屋さんは高校・大学と音楽専門校の桐朋学園に行きピアノで数々のコンテストで賞をとり、現在はピアノ教室で演奏家を育てながら自らもリサイタルを続けています。今年出演した「カツシカ・チェンバーオーケストラ」は土屋さんと同時代に部活動をしていた仲間たちでした。

さらに、この地域にはアマチュア・オーケストラの楽団がたくさんあり、学校卒業も演奏を続ける人が多いと言います。「船橋ジュニアオーケストラ」や土屋さんが所属する「船橋フィルハーモニー管弦楽団」などで、昨年9月には「ポートソレイユオーケストラ」という新楽団も設立されました。

土屋さんは「大人になって趣味として地域のオーケストラで演奏を続けられるというのが、船橋市の音楽を活発化させる要因になっているのではないでしょうか」と話しました。

「本中山ミュージックフェスティバル」が、地域で育った若い音楽家たちの発表の場として継続していくことを願っています。

出演の問い合わせは、本中山地区社会福祉協議会事務局(TEL 047-336-7011)まで。

メールはmotonakayama-syakyo@bz01.plala.or.jp

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