8/25(水)市川市東山魁夷記念館、通常展「風景画家 東山魁夷の歩みⅡ 心象風景」10月31日まで
法華経寺から歩いて約10分こんな素敵な場所があるんです
今回おじゃましたのは市川市東山魁夷記念館。
中山にゆかりのある芸術家、東山魁夷の作品やその生涯についての資料が展示されています。
みなさんは東山魁夷の作品を見たことがありますか?
私は中学校の国語の便覧の表紙になっていた東山魁夷の絵をみて、「なんてきれいなんだろう!」と思ったのを覚えています!
美術の時間に作品を鑑賞したという方も多いのではないでしょうか?
20世紀を代表する日本画家、東山魁夷の作品をすぐ近くで見ることができるなんて!
それでは早速行ってみましょう!
まず下総中山駅から中山商店会を通り、法華経寺赤門の前まで行きます。
さらに歩くこと10分。
歩いているとこんな看板も。
…ありました!市川市東山魁夷記念館!!
あれ、間違ってヨーロッパに来ちゃった…?
と思ってしまうような美しい建物!道を歩いていると突然現れる光景にびっくりです。
入り口を入ったところで、こんな看板を発見!
8代葵カフェ
記念館と同じ建物の中にカフェがあるんですね!後で行ってみよ~
さらに歩いていると、屋根の上に馬を発見!
通りかかった清掃の方が、
「東山魁夷の作品には白い馬がたくさん出てくるから、風見鶏じゃなくて風見馬が付いているんですよ」
と教えてくださいました!
入り口を入ると、さっそくチケットを購入するカウンター。
一般の個人は520円、中学生以下は無料で入場できます。そのほかにも団体、65歳以上、大学生・高校生料金があり、年間パスポートも購入できます。
1階は東山魁夷の人生を追体験できる展示コーナーになっています。
横浜で生まれ、東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業した東山魁夷は、20代後半にドイツに留学しているそうです。
なるほど!
印象的なヨーロッパ風の建物は、ドイツの風景に着想を得ているんですね!
ドイツは東山魁夷の人間形成や芸術の方向性、両面に影響を与えたそうです。
1946年、38歳の時に市川市鬼越で味噌醸造業を営む中村家の工場の事務所の2階で間借り生活を始めた東山魁夷。1953年、45歳の時には市川市中山1丁目に新居を建てています。
戦後間もない頃からおよそ半世紀にわたり市川に住んでいた東山魁夷。
「私の戦後の代表作は、全て市川の水で描かれています。」という言葉を残しているそうです。
自分の住んでいる地域に偉大な芸術家がいたと思うと、なんだか誇らしい気持ちになりますね!
2階は作品が展示されています。現在は通常展第二期「風景画家 東山魁夷のあゆみⅡ 心象風景」が開催されており、10月31日まで見ることができます。市川市東山魁夷記念館では1年に数度展示替えを行っており、通常展では所蔵作品を、特別展では様々なところから借りてきた作品を展示しているそうです。
私は鮮やかな風景画を見て、どこか優しい印象を受けました。みなさんはどんな印象を受けるでしょうか?
作品の鑑賞後には、入り口で看板を見つけた「8代葵カフェ」で休憩!
「KAIIの森」という庭を見ながら座れる外の席も!
今回はレモネードを注文!レモンのさわやかな風味に甘いジュレが夏にピッタリ!
再び庭を散策して帰路に着きます。ゆっくりと充実した時間を過ごせる素敵な場所でした!
東山魁夷記念館の最寄り駅は、下総中山駅や京成中山駅。
行き帰りには商店会をお土産購入やお食事にご利用くださいね!
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施設名:市川市東山魁夷記念館
住所:市川市中山1丁目16番2号
TEL:047-333-2011
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(祝休日にあたる場合は開館し、翌平日が休館)、展示替え期間、年末年始
駐車場:あり
公式HP:https://www.city.ichikawa.lg.jp/higashiyama/index.html