なかみせvol.35　参道のお店を中山店に統合、「ひまわり美容室」は元気に営業中です！
中山の地に根差して経営して生きた中山店にスタッフも統合

中山商店会のお店を1件1件訪問して、その店の特徴を紹介する企画「なかみせ」。
「仲見世」でも「仲店」でもない「中山商店会とその周辺にあるお店とか」の略で「なかみせ」。
※仲見世（仲店）は寺とか神社の境内にある商店とか商店会の事。

今回訪問したのは、参道に存在感を示していたカラフルなお店ではなく、
昔から中山の地に根差して経営してきた「ひまわり美容室」を訪問してきました。

ひまわり美容室は、
創業家・石井家の軒先に間借りして作った木造の小さな小屋から始まったそうです。

最初は、石井家から嫁に行った原田邦子さんが戦争未亡人として生活をたてるために作った美容室だったそうですが、
美容室を開業して早々に当の邦子さんは再婚が決まり、石井家を出てしまい店と借金が残ったそうです。

この店を引き継いだのが当時高校3年生だった恭子さん。
恭子さんは邦子さんの姉・歌子さんの長女。

「従業員を路頭に迷わせるわけにいかない」と、
恭子さんは夜間の美容学校に通いながら年上の従業員と汗水流して働いたそうです。

バブルの絶頂期には70人のスタッフを雇用し、6店舗まで業容を拡大。

バブルがはじけ、社会全体がスケールダウンした頃から独立を希望する従業員に店を譲ったり、
閉店するなどして5年ほど前から自己所有物件の本店ビル（カラフルな参道のビル）と合掌造りの中山店の2店舗で経営を
続けてきたそうです。

本社ビルは、今年で築50年。
以前から売却の話を進めていたそうですが、最近話がまとまったということで、本店スタッフも中山店に統合。
現在は、年中無休で営業をし、顧客対応しているという。

そして、合掌造りの中山店は、現代表の仁一さんが約40年前に本店2階で「ぽかぽか」というレストランを経営していた頃
お店を任せていた飛騨高山出身のシェフのつてで合掌造りの建物を何棟か購入し、その木材を用いて建てたものだそうです。

現在は、この合掌造りの中山店でひまわり美容室の素敵な接客を受けることができるんですね！
創業者の恭子さんは、月・火曜日は店頭に出て他のスタッフと一緒に現役でお仕事されているそうです。

店名：ひまわり美容室　中山店
住所：船橋市本中山2-2-19
電話：047-334-9849
営業時間：9時～カット18時まで受付
定休日：年中無休
駐車場：
公式HP：http://www.ひまわり美容室.com/pg210.html