なかみせvol.25 ネットと漢方で大手チェーンと差別化に成功
商店会で個人店が生き残るために
中山商店会のお店を1件1件訪問して、その店の特徴を紹介する企画「なかみせ」。
「仲見世」でも「仲店」でもない「中山商店会とその周辺にあるお店とか」の略で「なかみせ」。
※仲見世(仲店)は寺とか神社の境内にある商店とか商店会の事。
今回訪問したのは、
歴史ある中山参道の商店会にあって個人店ながらも安定経営をしている「くすりの新薬堂」さん。
同店は、35年前に創業。
創業者したのは竹内進さん、現在は代表を引き継いでいるという。
一見すると昔ながらの薬局。
店内には、薬剤師さんがいないと販売できない専門的な薬も、大手製薬メーカーの大衆薬も常備。
その他に、シャンプーなどの日用品もあるので、
調剤薬を受け取りに来たお客さんが「ついで買い」というニーズも。
もちろん、調剤もやっているので全国どこの病院や医療機関の処方箋を持ってきても対応可能です。
しかし、
現在、下総中山駅から法華経寺の参道を登っていく商店会の中には、
大手チェーンも含めた薬局が複数出店。
その中には調剤対応をしている大手チェーンももちろんあります。
「大手チェーンに囲まれて商店会の中で個人の薬局ってどうやって経営していくのかな?」
って思ったので、聞いてみました。
新薬堂さんがとった策は「通販」と「漢方薬」。
創業当初は、昔ながらの薬局のように経営していた同店、徐々に大手薬局チェーンが誕生し、
中山商店会にも出店を始めました。
「このままじゃいけない!」と、危機感を感じた竹内さん。
もともと知識の深かった漢方薬の仕入れを増やし、チェーン店との差別化をはかっていったそうです。
そのまま、通信販売にも力を入れ始め、いまでは「Amazon」「Yahoo!」「メイクショップ」「楽天」
などの大手通販サイトに窓口やネット店舗を設置、多くのユーザーからも好評を得ているという。
また、通信販売では他の事業者との差別化がはっきりするというので、
市場にはあまり出回っていない「低刺激性化粧品」の在庫などを充実、
こうした工夫が若年層から高齢層まで幅広い顧客層からの支持を得ているという。
市販には流通していない漢方薬の品ぞろえを充実させ、
複数のネット通販サイトから毎日お客さんからの注文を受け付け、同店から多くの商品を発送しています。
参道にある実店舗は、近隣にお住いのお客さんを対象に開けているんだそうです。
「話を丁寧に聞きながら、症状に合わせた薬を紹介してほしい」という、
常連のお客さんのニーズもこの中山にはまだまだたくさんあるんだとか。
丁寧な接客で対応してくれる同店のスタッフは商店会の中でも多くのお客さんが信頼をして
自らの健康を託しているようです。
ネットでも珍しい商品を実店舗でも販売しているという同店。
多くのお客さんから支持されるのも納得ですね!
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店名:くすりの新薬堂
住所:船橋市本中山2-15-12
TEL:047-334-2407
営業時間:9時~21時15分(月~金)9時~20時(土曜日)9時~18時(日曜日)
定休日:不定休
駐車場:近隣に有料駐車場有
公式HP:
新薬堂薬局メイクショップ店 https://www.sinyakudo.shop/
おくすりのシンヤクドーyahoo!店 https://store.shopping.yahoo.co.jp/sinyakudo/
おくすりのシンヤクドー https://www.rakuten.co.jp/sinyakudo/
中山商店会かわら版 https://my-news.asia/nakayama/introduce/introduce-413/