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なかみせvol.36 土日祝だけ開店する陶器の専門店「陶夢」は実は染め物の工房だった!

なかみせvol.36 土日祝だけ開店する陶器の専門店「陶夢」は実は染め物の工房だった!

なかみせvol.36 土日祝だけ開店する陶器の専門店「陶夢」は実は染め物の工房だった!
実は染め物工房だという陶夢、多くの作家さんを輩出しています。

中山商店会のお店を1件1件訪問して、その店の特徴を紹介する企画「なかみせ」。
「仲見世」でも「仲店」でもない「中山商店会とその周辺にあるお店とか」の略で「なかみせ」。
※仲見世(仲店)は寺とか神社の境内にある商店とか商店会の事。

今回訪問したのは、法華経時参道に40年以上前から染め物工房としてその存在感を示している
レトロな趣がすてきな陶器専門店「陶夢」さん。

焼き物の専門店になったのは20年くらい前からだそうです。
市川市北方生まれの店主・松崎燈子さんが染め物作家としてデビューしたのは、学校を卒業してすぐの頃。
最初は茨城県守谷や埼玉県羽生の染め物工房を借りて作品を制作。

三越百貨店などの「伝統工芸展」などに出品要請される程の腕前だったことから
燈子さんが開校した藍染め教室には、すぐにたくさんのお弟子さんがついたそうです。

羽生の工房で必要な技術を学んだ事、三越出品を手伝ってくれている問屋さんからの紹介もあって
お弟子さんの作品を染めるのに中山に工房を開いたのが40年ほど前。

「当時は色んな所に出店していたのよ」
と、燈子さんはおっとりとした様子で当時を振る返る。

お弟子さんたちもいまや数十年来の熟練工になり「日展」や「新匠工芸会展」などに出店したり
自分で教室を開いて後進の育成に努めている人もいるとか。

燈子さん自身が作品を作り出品するのは20年ほど前にやめてしまったという。

いまは、お弟子さんたちのデザインの監修や指導に専念して、店舗奥にある工房はお弟子さんたちの
工房として使用するのみなんだそうです。

お店のほうでは瀬戸物など各地の焼き物を見本市なので見立てて仕入れ、販売しているお店として
毎週土曜日・日曜日に営業しています。


店頭に並んでいる「お値打ち品」だけでなく、店内の商品も目を見張るような金額のものは
少ないのが意外なんです。

和の趣ある年代を感じさせる日本式の建物は何とも言えない落ち着いた雰囲気を持っていて
自然と
「敷居が高いお店なのかな?」と店内に入る事を躊躇わせてしまいます。

店内にきれいに並んだ焼き物を手に取ってみて、一つとない商品を楽しみながら自分の一品を
見つけたときにきっと幸せな気分になれますよ。

と言いつつ、取材に来たはずなのに自分専用のご飯茶碗を買ってしまったのでした。

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店名:陶夢
住所:船橋市本中山1-10-1
電話番号:047-336-7860
営業時間:土日祝のみ営業
定休日:月~金
駐車場:近隣に有料駐車場有
公式HP:https://my-news.asia/nakayama/introduce/introduce-461/

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