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なかみせvol.18 無添加にこだわったらーめん屋さん「4代目松屋食堂」

なかみせvol.18 無添加にこだわったらーめん屋さん「4代目松屋食堂」

なかみせvol.18 無添加にこだわったらーめん屋さん「4代目松屋食堂」
香取市の契約農家に直接足を運んで厳選した野菜を提供!

中山商店会のお店を1件1件訪問して、その店の特徴を紹介する企画「なかみせ」。
「仲見世」でも「仲店」でもない「中山商店会とその周辺にあるお店とか」の略で「なかみせ」。
※仲見世(仲店)は寺とか神社の境内にある商店とか商店会の事。

今回訪問したのは、
限りなく安心安全ならーめんを提供しようとこだわり続けている4代目松屋食堂さん。

こちらのお店の創業は、昭和6年。最初はおでんとか焼きそばとかのお店として創業。
時代の流れとともに中華屋さんに業態を変更し、いま4代目の松谷卓さんの代になって、
らーめん専門店になったそうです。

「一人であれる範囲を考えたらたくさんのメニューを提供できなかったんです」
と松谷さん。

30才までサラリーマンとして会社員勤めをしていたのでsが、一念発起して退職。
中華料理店で6年の修行、
その後らーめん店で7年で2件、
足掛け13年の修行をして2017年11月に実家の店舗をリニューアルOPENさせた。

コンセプトは
「安心安全、子どもからお年寄りまで楽しんでもらえる味」

「最近流行の店みたいなインパクトはないけど、食べ続けられる優しい味になっています」
と松谷さんは優しい笑顔をみせる。

この安心安全を提供する為に、
様々な研究を重ねて、現在取引している香取市で有機農法を行っているチームに行きついた。
実際に畑を訪問して近隣の畑も視察した上で契約をしている。

松谷さんは
「有機農法や中国・アメリカの農業に関して僕たちの常識は間違っている事が多い」
と力説する。

「欧米諸国では食品に使ってもいいとされている添加物が20種類程度と規定されているのに、
日本は数百種類が日常的に使われている」

「実は、現代日本は世界でも有数の食の貧困に際していると言われています」とも。

有機栽培の野菜にこだわる理由は安心・安全だけではない。
通常販売されている野菜よりも松谷さんが仕入れている野菜の方が3倍近くも栄養価が高い
というのだ。

興味があって食の安全を追求していったところ、
知られざる真実を探り当てた松谷さん。

らーめん店にこだわっている理由について尋ねると
「実は、らーめんは麺のつなぎにカンスイを使うので無添加にはならないんです。
つなぎを使わなかったら、うどんになっちゃう!」

「年間300件以上も食べ歩く生粋のらーめん好きなんです。男が一人で食べ歩くって言ったら
らーめんが代表的ですもんね。先代から引き継いだ中華屋の系譜もあって
らーめんにこだわっている面もあるのかも知れませんね」と優しい表情で話す。

麺のつなぎカンスイだけは抜く事ができないが、それ以外の素材にはこだわっている。

チャーシューの豚は飼育の基準が高い酪農王国デンマーク産。

鶏肉はつくばのあかね鶏。生姜は高知県の有機生姜を使用する。

丘ひじきは、千葉県産の有機のものを。メンマはオリジナルで3日間かけて仕込んでいる。

魚介と豚と鶏をブレンドするオリジナルのスープは前日に、
ハイカロリーバーナーを使って高火力でたっぷり10時間かけて仕込む。

 

「今の時代、そこそこおいしい物を提供しようと思ったら何でも売っているんです。
自分の味で勝負をしたいから時間と手間とコストをかけて自分のスープを作っています」
と、胸の内を語る。

提供できるらーめんの価格をある程度財布にやさしく、でも安心安全で美味いものを。
その間のギリギリラインで毎日勝負していると松谷さんが教えてくれた。

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店名:松屋食堂
住所:千葉県船橋市本中山2-18-5
TEL:047-334-0537
営業時間:月~土曜11:00~15:00、17:30~22:30 日・祝11:00~21:00
定休日:不定休
駐車場:近隣に有料駐車場有

 

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