なかみせvol.12 参道の老舗パン屋さんは熟練パートさんが活躍して繁盛する使い勝手の良いお店
破格の淹れたてモーニングコーヒー提供にファン急増!!
中山商店会のお店を1件1件訪問して、その店の特徴を紹介する企画「なかみせ」。
「仲見世」でも「仲店」でもない「中山商店会とその周辺にあるお店とか」の略で「なかみせ」。
※仲見世(仲店)は寺とか神社の境内にある商店とか商店会の事。
今回訪問したのは、法華経時参道に60年以上前から店を構えているコンコルドさん。
もともとは山口製パンという会社で、法華経寺裏手の若宮商店会入口付近に工場と本社を構える
地元の名店なんですって。ちなみに、本店の方には和菓子や洋菓子なんかも販売していて
イートインスペースもあるんですって!
昔は、市川市内&船橋市内の近隣小学校の給食用にコッペパンや食パンを卸していたそうで、
「この近辺で育った人の多くが山口製パンのパンで育っているんですよ」
と、熟練パートの土屋光子さんは柔らかい笑顔で教えてくれる。
土屋さんは一番最初に入社したのが20年以上前!という大ベテラン。
「当時はチョココロネをチョコレートとココアパウダーに牛乳を混ぜるところから作っていたんです」
と教えてくれる。
「もっと前だと、あんこの小豆を仕入れるところからこだわって自社の社員で行っていたんですよ」
とも。
全て手作りで行ってきたパン作り。
いまでもその伝統は変わらないけど全部手づくりだと効率が悪い…
時の流れとともにパートスタッフが主体になって活躍する現在の仕組みになったそうです。
「みんな近所の主婦で中山の住民。
コンコルドのパンで小学校から育ってきた私たちがコンコルドの味を支えているんです」と話す。
コンコルドのパンは、レシピやパン・ポップのデザインをパートさん主体で作っていくんだとか。
「この人気メニューのポークソーセージと野菜のフォカッチャは私がレシピを作ったんですよ」
と土屋さん。
仕入にも絡み、メニューの考案もパートスタッフが集まって行う。
試作品を作ったあとにみんなで味見をするときが一番の楽しみなんだとか。
ここで毎日作っているパンは、常に焼きたてを提供するため
売れ行きを見ながらどんどん追加で焼いていくそうで、取材している最中にも
「カレーパン焼き立てできあがりました~」と元気の良い声が店内に響く。
毎日350人以上のお客さんがやってくる。
土日にはもっと多くのお客さんが訪問し、焼き立てのパンを買っていく。
「日中はどの時間帯もお客さんが途切れませんが、
平日の朝は独身の若い会社員さんOLさんが多いですね」と土屋さん。
「朝、パンを買ってイートインでコーヒーを飲みながら朝食を済ませて会社に行かれるんですよ」
と、コーヒーコーナーを指さす。
「えっ!?」と、目が丸くなる。
「これ本当ですか!!??」
ビックリするはず。
だってコーヒー21円なんですもん。
そりゃ、パンを買って朝食とともに淹れたてのモーニングコーヒーを飲む人が絶えないわけですよね。
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店名:パンのコンコルド
住所:船橋市本中山2-15-11
TEL:047-334-4904
営業時間:7時~19時
定休日:火曜日
公式HP:https://my-news.asia/nakayama/introduce/introduce-411/
駐車場:近隣に有料駐車場多数あり