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中山商店会入口の街路灯が新しくなり、4月6日点灯しました

中山商店会入口の街路灯が新しくなり、4月6日点灯しました

4/10(月)中山商店会入口の街路灯が新しくなりました

4月6日点灯しました

中山商店会の入口の街路灯が新しくなりました。
前のものは、白い球状の電球がたくさんついている「多頭灯」と呼ばれる形でしたが、
2022年6月の雹(ひょう)の被害で電球が破損してしまいました。

改修工事はもっと先の予定でしたが、急遽計画を変更し建て替えることになりました。

 

船橋市などの補助の関係で2022年度の予算枠で工事を行い、
1ヵ月以上前に完成させましたが、東京電力の契約変更手続きのため、点灯は4月6日になりました。

新しい街路灯は、商店会の道路沿いに多数設置された街路灯と同じものになっています。

この街路灯について中山商店会の有岡仁美会長は、
「前の『多頭灯』に比べ地味になったという声もありますが、
設置費用や維持費などのコスト面から同じ形は難しいと判断しました」と話します。

一本につき多くのHIDランプとLED電球とが使われていた前のものと比べ、
新街路灯の維持費はかなり低減されるということです。

商店街の街路灯問題は、全国的にも大きな問題になっています。

老朽化した街路灯が多くなっている中で、改修や建て替えの費用を捻出できず、
街路灯そのものを撤去する商店街が増えつつあるということです。

一度撤去してしまうともとに戻すのは難しく、商店街が活気を失うことになりかねません。

そんな中で、中山商店会は、2021年度から2023年度にかけて30基の街路灯の建て替え工事を行うことを決定しています。

今回の商店会入口の2基の完成で24基が完了し、残りの6基も本年度中に建て替えるとしています。
商店街の華やかさ、にぎやかさの象徴である街路灯を守り続けてほしいものです。

中山商店会の入口の歴史をもう少しさかのぼってみます。

「多頭灯」の前には「中山法華経寺」の看板が据えられていました。

そこに「多頭灯」を設置したのは、現会長の有岡さんの父・佐藤勇さんが商店会の役員をやっていた時代のこと、
そのときも賛否両論が湧き起こり議論になったそうです。

「中山法華経寺」の看板は「多頭灯」設置後数年して老朽化のために取り壊され、
その後「多頭灯」が商店会入口のシンボル的存在になってきました。

さらにその前には、「中山商店会」の大看板が掲げられた時代がありました。

商店会の入口の「顔」が変遷してきたのには、中山商店会の辿ってきた歴史があるように感じられます。

かつて下総中山駅周辺は一大商業活動の中心地でしたが、西船橋駅が鉄道輸送の要となり、
人の流れが変わってきたということも関係しているかもしれません。

しかし、一方で、中山商店会や中山参道商店会は、古き良き時代の街並みを残し新興の店舗や飲食店と協力しながら、
他の地域にはない新たな雰囲気を作っています。

「昭和レトロ」のブームにのり、この地域に魅力を感じる若い人たちも増えています。

新たな街路灯は、少なくとも10年、20年とこの街を見守り続けます。

その光の下でどのようにこの地域が変わっていくのか、私たちも楽しみに見守りたいと思います。

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