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ぶらり中山:法華経寺近くにある「安房神社」

ぶらり中山:法華経寺近くにある「安房神社」

5/29(土)ぶらり中山:法華経寺近くにある「安房神社」

安房神社って、館山市内にある安房国の一之宮「安房神社」と同じ名前ですね。
皆様、「一之宮(一宮)」ってご存知ですか?

 

昔々…「国司」という地方を統治する役人さんが、
自分の任地に赴任した際に、いくつかの仕事を義務づけられていたそうです。

そのうちの一つが神様を詣でる事だったそうで、各地の神社訪問を行ったそうです。
その際に一之宮、その次に二宮、三宮…と社格順に回っていかれたそうでなんですね。

当時から「一之宮」というのは、国に一つの感覚で設置してあったようで、
千葉県は上総、下総、安房という3つの国から成り立っていたので、

千葉県内では、
上総の国「香取神宮」(香取市香取1697-1)
下総の国「玉前神社」(一宮町一宮3048)
安房の国「安房神社」(館山市大神宮589)と3つの一之宮が設定されていたそうです。

色々と調べてみても、
中山にある「安房神社」がなぜ、この場所にあって「安房神社」を名乗っているのかは分からなかったのですが…

神社の前にある案内の看板。
「安房神社の御由緒」によると…

江戸時代の書物に「安房の須明神」などとして登場しているそうです。
なんと「江戸名所図会」には、「中山の北、池田というより北の岡にあり」と
挿絵付きで載っているんだそうです。




今でいえば、写真付きで旅行雑誌に掲載されているようなものですから、結構な観光地なんですねぇ!

その後、明治~大正にかけて「妙見社」、「大宮大権現」「山王大権現」を合祀して現在の場所に建立されたのが安房神社だという事。育児や縁結びの神様として御神徳(ご利益のこと)を顕しているようです。

色々探している中でちょっと、気になるブログを見つけました。

千葉県を里見氏が納めていた戦国時代の頃、「国府台の戦い」という
国府台から中山にかけての範囲で大きな戦があったそうです。

その際に討ち死にした若い侍さん「里見広次」も祀っているのがこの安房神社だというのです。
当時初陣だったという若い武将の悲運は色々なとこにも記録が残っているという

そんなネタを紹介しているこちらのブログ…
A Walk in Naykayama Shimousa(中山・下総・散歩道)」では中山界隈の魅力を
たくさん発信してくださっています。

神社の境内にはブランコがあり、

御神輿が安置されているとみられる倉庫のような建物

「中山会館」という建物があります。

中山会館は、WEB上にはどんな建物でどんな利用するものなのかはヒットしません。
おそらく、近隣の住民が自治会館のように利用しているのではないかと思われます。

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