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中山法華経寺、3年ぶりの豆まきに数千人が来場

中山法華経寺、3年ぶりの豆まきに数千人が来場

2/3(金)中山法華経寺、3年ぶりの豆まきに数千人が来場

 

 2月3日、大本山中山法華経寺(市川市中山2)の節分会(せつぶんえ)に行ってきました。今年は有観客での豆まきとなり、コロナ禍以来、3年ぶりのこと。久しぶりの豆まきに、境内は数千人の来場者でにぎわいました。

 中山法華経寺では、13時と15時に、年男・年女の無病息災を願って祈祷が行われ、終了後に豆まきを行います。「年男・年女」はその年の干支に生まれた人で、今年は卯年生まれの人たちです。

 ご祈祷料を納めた老若男女が祖師堂に集まり、お寺の僧侶に加え荒行中の約120人の修行僧がご祈祷を行います。荒行堂から廊下を通って祖師堂に向かう皆さんが見えると参拝者は思わず手を合わせてしまいます。

 会場には「節分追儺(ついな)式」と書かれていました。病気や災いを追い払う儀式のことです。ご祈祷が始まりクライマックスに達すると僧侶はご祈祷を受ける人たちを囲み、木剣を打ち鳴らし大音声で読経する法華経寺特有のご祈祷が行われます。こんな大人数でのご祈祷は荒行が行われるこの時期だけのものだと思われます。それはそれはたいへんな迫力です。

 ご祈祷が終わると、豆まきです。祖師堂が改修中のため、例年とは異なる場所に特設の舞台が設置されていました。舞台では、中山法華経寺貫主、田中甲市川市長をはじめたとした市川市・船橋市の各界代表、千葉県にゆかりのある著名人、祈祷を受けた年男・年女の人たちが豆まきを行いました。

 ゲストの魔裟斗さん、奈美悦子さん、泉アキさんらが登場すると、芸能人の顔や名前の描かれたウチワが振られたり「〇〇さーん」という声援が響くなど、舞台の上と下とで笑顔あふれる集まりとなりました。色鮮やかな羽織・袴を身にまとった人たちが、「福はうち」の掛け声で福豆やお菓子をまき、大勢の人たちが一斉に手を伸ばしていました。

 

 「法華経寺で『鬼はそと』の掛け声はないのは『鬼子母神』を祀っているから」とネットに書かれていましたが、念のために法華経寺に聞いてみると「その通りです」とのことでした。

 舞台の近くには「子ども席、車イス席」が用意され、開始前からたくさんの親子連れが集まっていました。「地域の掲示板で知って参加しました」というお母さん、傍らの小さな子はお菓子の袋をかかえて嬉しそうでした。後半の3時からの豆まきには、学校を終えて参加した小学生が加わってたいへんな数になりました。

 豆まき終了後に、感想を聞いた「年女」の女性は「私が参加する年に豆がまけるようになって幸運。とても楽しかった」と喜んでいました。

 ゲストの声を聞きたいと待っていたら、BAY-FMパーソナリティのアンナ(ANNA)さんが現れました。「3年ぶりに皆さんとお会いできて嬉しかった。ラジオのほうもごひいきにしてくださいね」と、気さくに答えてくれました。

 たくさんの人であふれた2023年の豆まきを猫がじっと見守っていました。

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