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大晦日の中山法華経寺で市民1000人が除夜の鐘、10代~20代の若者も多く集まる

大晦日の中山法華経寺で市民1000人が除夜の鐘、10代~20代の若者も多く集まる

1/3(火)大晦日、中山法華経寺で市民1000人が除夜の鐘

10代、20代の若者も集まる

2022年12月31日、中山法華経寺の「除夜の鐘」と「初詣」を見に出かけました。

23時少し前、JR下総中山駅を出発。法華経寺まで歩くことにしました。この日、JRは終日運転で午前1時、2時台でも1時間に上下とも3~4本が運行。

駅北口ロータリーには中山商店会によるイルミネーション。その横には「初詣・節分会」の看板があります。

そこを通り過ぎ目につくのが「ラーメン せい家」の看板で、入り口には「年末年始休まず営業、2:30まで」と書かれています(ご苦労さまです)。

その先には「セブンイレブン」や牛丼の「松屋」の看板が点灯しています。けっこうな数の人が歩いています。

しばらく歩くと中山法華経寺の入口「黒門」があります。この黒門の手前が船橋市、向こうが市川市で、このあたりは両市が隣合わせになっている地域です。その先にあるのが「仁王門(赤門)」で、この日は「謹賀新年」の看板が飾られていました。

参道には多くの露店が立ち並び、色とりどりの光であふれます。

境内では、1時間前だというのに、除夜の鐘をつくための長い行列ができていました。

「最後尾」のプラカードを持った警備員さんが「去年より人が多いですね」と教えてくれました。

23時40分頃、太鼓の音が聞こえ「鬼子母神堂」から僧侶が一列になって出てきて、除夜の鐘の鐘楼にのぼり、鐘を囲むように並びます。高僧らしき紫の袈裟を身に着けたお上人が中心になって祈祷を始めました。

終盤に近づくと木剣(ぼっけん)を打ち鳴らしての迫力ある読経が響き、進行役と思われる僧侶がチラチラと時計を見ていました。間もなく0時です。

ご祈祷が終わると、最初の10人ほどが橦木(しゅもく)の下に集合します。橦木とは鐘をつく太い棒で、そこに取り付けられた綱をみんなが手を取ります。

0時までのカウントダウンが始まり「サン、ニイ、イチ、ゼロ」の合図で、お上人の導きのもと、最初の一打が打ち鳴らされました。

「ゴーン」という重い響きが広がり、境内に集まった人たちから声があがる。

「おめでとう」などの言葉が交わされているのでしょうが、数千人に膨らんだ人たちの声は「わぁー」という歓声に聞こえます。二打目以降は、法華経寺振興協賛会の人たちが音頭を取って10人前後のグループが入れ替わりながら打鐘を続けます。

108回をつき終えるまで1000人以上が参加できるようになっているわけです。

0時を過ぎると初詣の祈願をする「祖師堂」への入口が開かれ、参拝客がゆっくりと前に進んでいきます。

国の重要文化財になっている「法華経寺祖師堂」は現在修復工事中で、来年11月30日の完成予定。そのため、入り口が少し狭く人の流れも緩やかになり、そのぶんお堂の中では静かに祈る姿が目立ちました。

「祖師堂」の隣で破魔矢(はまや)やお守りを買う人の中に外国人の姿も見られます。

0時30分頃になると、参拝の列は境内から参道に並んだ露店の間を抜け「黒門仁王門」の近くまで伸びていました。

家族連れも多く、さまざまな年齢層の人たちが列を作っていましたが、中でも高校生や20代と思われる若い人たちの姿も目立ち、この街が若々しい活気に満ちていることが感じられました。

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