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【三咲なんだコレコレクション】この地で生まれるチョコを求めて、三咲の先の神保町へ!

【三咲なんだコレコレクション】
三咲周辺エリアの「なんだコレ?!」の謎を追求する「なんだコレハンター」が、謎を追求すべく、体当たりで三咲周辺エリアのあちらこちらを駆け巡ります!

ちょっとフライングして……ハッピーバレンタイン! 隊員のタカキです!
2月14日はバレンタインデー

バレンタインといえばチョコレートですが、噂によると、何やらこの三咲エリアで作られ、生まれたチョコレートがあるとか。

そのチョコレートを作って販売しているらしいお店は「らんどね 空と海」。そのお店を目指して、我らが大好き新京成線・三咲駅にやってきた。

三咲駅から「らんどね 空と海」へは車で10分ほど。しかしこの日、タカキは30分ほどひたすら歩きました(笑)。バスもありますが!

三咲駅から歩くこと約25分。こちら、須賀神社のバス停を過ぎたところにある信号を曲がります。

曲がると…、一気に景色が変わった! この日は雪が降っていたので余計に別世界!!

見えてきたのは、この周辺には珍しいスタイリッシュで素敵な建物。


↑この写真の手前が工房兼アトリエとなっていて、もう少し進んだ奥にレストランがあります。

着いたぞ~! ここが「らんどね 空と海」。

「らんどね 空と海」は社会福祉法人地蔵会が運営する障害者福祉サービス事業所。今日は、その中にあるレストランにお邪魔しまっす。

お店の中は暖かい雰囲気で、子連れでも利用しやすそう。

お店の入り口には手作りの雑貨やオススメの食品なども置いてある。

そして、店頭で出迎えてくれたのは「らんどね空と海」のシェフ、藤田承紀さん。藤田さんは、船橋生まれ船橋育ちの菜園料理家。

隊員: 何やらこちらでイチからチョコレートを作る「bean to bar(ビーン・トゥ・バー、以下BTB)」のチョコレートが買えると聞いたのですが?

藤田シェフ: ありますよ! 仲間と一緒に作ってます。

なるほど。やはりこの地で生まれるチョコレートは存在した!

どうやら、チョコレートをイチから作るには行程がいくつかあるそうだが、その中でもカカオ豆は皮をむくのが大変らしく、その機械がべらぼうに高いらしい。
藤田シェフも「一度諦めかけたbean to bar」だというが、知り合いのショコラティエの方から「チョコは愛があればできる!」と言われ、再トライしてできたのがこちら(写真中央)!!

伺った日には商品は売り切れ状態だったので、藤田シェフに画像をお借りしました。

写真提供:magome coffee project

高い機械を買わなくても藤田シェフの周りの“仲間たち”が大変な「豆の皮をむく」という作業をていねいにひとつずつ手で作業してくれるのだ。

こちらが藤田シェフの仲間たちと事業所スタッフの皆さん。ちなみに藤田シェフは後列一番右の人物。奥のピザ窯のそばに控え目に立っていらっしゃる男性が「地蔵会」の障害福祉サービス事業所管理者の奥野さんだ。

藤田シェフの“仲間”とは、障害福祉サービス「らんどね 空と海」の利用者さんたち。藤田さん曰く、彼らは淡々とした仕事を苦なくやってくれるそうだ。
仲間の長所を生かし、藤田シェフは常に彼らが得意とする仕事を探しているのだそう。

というわけで、彼らの仕事現場を見学させていただくことに。

まず、彼らが手作業で皮をむくカカオ豆とコーヒー豆を並べてみた。手前がカカオ豆、奥に見えるのがコーヒー豆だ。ち、小さい…!

そしてどちらもふわっと良い香りがする! しかし、これを手でむけるのだろうか?!

実際に“仲間”に目の前で皮を剥いて頂いた。

一粒一粒、丁寧に剥いていく。
私も実際にトライさせてもらったが、カカオの実を崩さずに綺麗に剥くのは大変だった。

隊員: 皮むき、大変じゃないですか?

仲間Aさん: 大変だけど楽しいよ!

隊員: チョコレートは好き?おいしい?

仲間Bさん:  好き!おいしいよ。私はコーヒー豆のチョコレートのが好きなんだ!

自分が「おいしい!」と思えるものを作ってお客様に提供できるって、なんて幸せなことだー!!

藤田シェフ: 最初、BTBチョコレートはスリランカのカカオ豆から作るもの1種類でしたが、今はコーヒー豆を使ったチョコレート3種が増え、全部で4種類になりました。コーヒー豆から作るチョコレートを本格的に商品化したのは今月(2月)からです。

新作の「コーヒー豆のチョコレート」が生まれたきっかけは、これまた船橋でのコーヒー業界を盛り上げている第一人者のひとり「PHILOCOFFEA(フィロコフィア)」の粕谷さんと「コーヒー豆の新しい利用法は無いだろうか?」と雑談をしていて生まれた商品なのだとか。
コーヒー味のチョコレートは巷にもあるが、ここで作っているものほどコーヒー豆の含有量が多いチョコレートは日本にはなかなかないそうだ。

2019年2月現在、販売しているコーヒー豆のチョコレートは馬込沢駅近くにある「magome coffee project 」(船橋市馬込西)のコーヒー豆を使用しているのだとか。そしてこの「らんどね」で作ったチョコレートが買えるのは、ここ「らんどね 空と海」と「magome coffee project 」のみ。

「らんどね 空と海」では「カカオ豆のチョコレート」(1200円)を販売。「magome coffee project 」ではコーヒー豆のチョコレート3種類セット(2500円)を販売中。

が、どちらとも製造が追い付かず、入荷してもすぐに売り切れてしまうとか。

仲間たちの手作業を含め、このBTBチョコレートができ上がるまでには大変な労力と時間を要するのだ。

私の食べた感想は「ひとかけらで満足度の高い、手間暇かかって愛情たっぷりのチョコレート!」。藤田さんと仲間たちがチョコに注ぐ熱い思いが詰まったような濃厚さだ。

1週間で数枚しか製造されないので、出会えたあなたは、か・な・り、ラッキー!

■薪窯ピッツァと野菜のお店 らんどね空と海(レストラン)
住所 船橋市神保町177-8
TEL 047-401-3285
営業日 月〜水曜=カフェ営業12:30〜16:30(ドリンクとデザートのみの提供)、木〜土曜=レストラン営業11:30〜16:30(※完全予約制。フードLO14:00、ドリンクLO16:00)
定休日 日曜、祝日
URL https://www.jizokai.com/blank-1

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